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[BOOKデータベースより]
本書は、永年のCMM評価者としてのコンサルタント経験を持つ著者が、具体的な経験・事実に基づき、CMMを利用した開発プロセスの改善をわかりやすく解説した入門書である。CMMを利用して組織のソフトウェア開発能力の向上を実現すべく、主として計測をベースとした、すなわちさまざまな意味で定量化された事実に基づくプロセス改善とプラクティスが示されている。
第1章 ソフトウェア管理プロセスとCMM
[日販商品データベースより]第2章 成熟度レベル
第3章 アセスメントおよび評価者が求めているもの
第4章 プロセス重視
第5章 CMMのキープロセスエリアと計測との結合
第6章 計測、属性、データ
第7章 ソフトウェア尺度
第8章 ソフトウェア成熟度評価のケーススタディ
第9章 おわりに
「測れるものは進歩する」とよくいわれる。進歩に定量化、尺度、あるいは指標は欠くことができない。CMMは組織のソフトウェア開発能力の評価を行う仕組みであるがゆえに、発注側から見るとベンダ能力を評価するという面で大きな意味を持ち、他方ベンダ側から見れば自己の開発能力の継続的な向上のために重要な尺度となりうるものである。ソフトウェア開発業務に携わる技術者、管理者は自らのチームの実力を測り、そこから得られる情報を足がかりに継続的に組織能力を磨くことが求められている。
本書は、この分野において永年のCMM評価者としてのコンサルタント経験を持つ著者が、具体的な経験・事実に基づき、CMMを利用した開発プロセスの改善をわかりやすく解説した入門書である。CMMを利用して組織のソフトウェア開発能力の向上を実現すべく、主として計測をベースとした、すなわちさまざまな意味で定量化された事実に基づくプロセス改善とプラクティスが示されている。
我が国ではまだCMMを利用している組織は少なく、評価者も少ない。CMMの実用にはまず組織内に計測の基盤を作るところから始めることが有効のように思える。本書はそのような動きへの貴重な示唆を与えてくれるはずである。(「監訳者のことば」より)
発行元:(株)構造計画研究所
発売元:共立出版(株)