- 眼の探索
-
- 価格
- 565円(本体514円+税)
- 発行年月
- 2001年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043417063
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[BOOKデータベースより]
闇なのに、なぜ明るいのか。病んでいるのに、なぜ笑いさんざめくのか。危機へと向かっているのに、なぜ喜びいさむのか…。この国のあやかしの景色にひそむ病理を、たぐい稀な視力と根源の言葉で解析し、今日的閉塞のわけを突きとめてみせた、いま最も美しく挑発的な一冊。朝日新聞連載時から、ラディカルさゆえに大きな議論を巻きおこし、読者の圧倒的支持と共感をかちえた本編作品群に加え、文庫のために書き下ろした瞠目の問題作「虹を見てから」を併録。
1 夏から秋への記憶(骨の鳴く音;記憶を見る ほか)
2 秋から冬への惑い(言葉と生成;詩の流星 ほか)
3 冬から春への疼き(サーカス;悪霊の顔 ほか)
4 春から夏への眩暈(魔法の塩;再びテーマについて ほか):虹を見てから―『眼の探索』の補遺として