この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 経済思想史
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2025年06月発売】
- MMTとケインズ経済学
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2020年03月発売】
- はじめての人のための経済学史
-
価格:2,310円(本体2,100円+税)
【2015年06月発売】
- ケインズ経済学の再生
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【1994年06月発売】
- 自由のためのメカニズム
-
価格:4,840円(本体4,400円+税)
【2003年11月発売】
[BOOKデータベースより]
本書前半のふたつの章は、一般的利潤を前提とする生産費説としてリカードの価値論を理解しようとするものである。後半ではリカードの貨幣理論について論じた。議論の節々にはマルクスへの断片的な反発がこめられている。
第1章 リカード価値論の問題構成(『原理』第1章の価値論の構造;リカードの不変の価値尺度論と絶対価値の概念―遺稿「絶対価値と交換価値」を中心に)
第2章 リカード価値論の基本性格―「価値修正」をめぐるトレンズ・マカロックとの討論をてがかりに(問題の発端―「奇妙な効果」と『原理』初版の「価値修正論」;『原理』初版刊行後のトレンズの批判―トレンズ「断片」を中心に ほか)
第3章 リカードの貨幣理論―数量説と価値論(同時代のイギリスの通貨と貨通問題についてのリカードの発言;『地金の高い価格』の貨幣論 ほか)
第4章 リカードの貨幣理論―通貨発行と経済動態(「強制貯蓄」;通貨発行と利子率)