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[BOOKデータベースより]
日本と朝鮮半島との確執のすべては、ここに始まった!日韓、日朝のギクシャクした関係を語る上で、避けて通れないはずの豊臣秀吉の朝鮮出兵だが、なぜか彼我の温度差は大きい。歴史の彼方に忘れ去られているこの侵略戦争の真実を、綿密な取材と調査で明かす歴史ノンフィクション。戦国武将のなかでも、内藤如安ほど数奇な生涯をたどった男はいない。最後の足利将軍・義昭を守って織田信長と対峙し、後に小西行長に従って朝鮮へ出陣。戦況が不利になるや、明との和平使節という難しい任務につく。関ケ原の合戦で行長が敗れた後、行長の仇敵だった加藤清正に請われて仕えるが、キリシタンであったために迫害を受け、幾多の辛苦の果てルソンに追われる。―如安の人生を通して浮かび上がった、知られざる秀吉の朝鮮出兵とは?
序章 太閤秀吉の「大東亜共栄圏」
第1章 秀吉の野望、朝鮮の大地へ
第2章 平和ぼけ、危機意識のない国
第3章 李舜臣の水軍に壊滅的敗北
第4章 内藤如安、和睦の使者として明へ
第5章 苦悩に満ちた明との和平交渉
第6章 太閤秀吉の死で終わった侵略戦争
第7章 受難の切支丹武将・内藤如安の流浪
終章 戦乱、侵略、受難の日々を生き、安息の地に死す