- おひさまをほしがったハヌマン
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インドの大昔の物語「ラーマーヤナ」より
こどものとも世界昔ばなしの旅 1
The story of Hanuman.- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 1997年11月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784834014556
[BOOKデータベースより]
ずっとみなみのくにインドの、とおいむかしのおはなしです。あるとき、かぜのかみワーユにむすこがうまれました。ワーユはたいそうよろこんで、そのこにハヌマンというなをつけました。そして、おくさんのアンジャーナにいいました。「このこは、やがて、りっぱなちからをもったかみになるにちがいない」。読んであげるなら4才、自分で読むなら小学校初級むき。
[日販商品データベースより]風の神の息子ハヌマンは、木の間から顔を見せているお日さまのすばらしさに心を奪われ、空高く舞いあがると、お日さまに向かってどんどん近寄っていきました。驚いたお日さまが助けを呼ぶと、神々の王インドラが通りかかり、ハヌマンをうちたおしてしまいます。風の神は悲しみのあまり姿を消し、この世は空気がなくなって死の世界になってしまいます。インドで語り継がれる神々の物語。
























神さまがものすごく自然に人間臭いことをして、
普通ならあり得ない事件を起こし、とんでもない展開に発展していく、一見ハチャメチャなお話です。
ですが、インドの昔話なので、そのハチャメチャ加減が、何でか不思議に魅力的で面白いです。
私も今までちゃんと読んだことはないのですが、
このお話の元は、インドの昔話の中でもとくに有名な『ラーマーヤナー』という物語に描かれているうちの1つのお話です。
作者A.ラマリャンドランの絵は、よく壁画に描かれているような感じの幾何学的なような抽象的なような個性で、見ていて面白かったです。
特に1000の目を持つといわれている神『インドラ』をのせているゾウの「アイラーバタ」は面白い顔のデッサンで笑えました。
『ラーマーヤナー』自体はとてもとても長い物語なので、おいそれとは読めませんが、興味のある人はぜひ、この絵本を手にしてみてください。
余談ですが、この作品の邦訳は松居直さんがされていました。
松居さんのお人柄も、この作品に投影されている気がしたのは、私だけでしょうか?(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子17歳、女の子12歳)
【情報提供・絵本ナビ】