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[BOOKデータベースより]
本書は、宮沢賢治、ヘルマン・ヘッセ、片山敏彦についてのエッセイを収める。深く見ることによって世界の神秘に触れること、そしてそのようにものを見つつ詩的に生きた人々の肖像が、澄明な言葉で描き出される。巻末には「自筆略年譜」が付されるが、これもまた一作品とよぶにふさわしい感銘を読後にのこす。詩人・宇佐見英治は本書によって第7回宮沢賢治賞を受賞した。
明るさの神秘―宮沢賢治とヘルマン・ヘッセ
童話と心象スケッチ
グスコーブドリの伝記
雲と石―宮沢賢治のこと
悲光
空林日乗
純粋の眼
光への旅の風光
片山敏彦訳『カロッサ詩集』について
聖性と知性〔ほか〕