ヨーロッパの黒死病

大ペストと中世ヨーロッパの終焉
Ｄｅｒ　Ｓｃｈｗａｒｚｅ　Ｔｏｄ　ｉｎ　Ｅｕｒｏｐａ．

国文社
クラウス・ベルクドルト　宮原啓子　渡辺芳子（翻訳）　

• 価格: 4,070円（本体3,700円＋税）
• 発行年月: 1997年09月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784772004442

内容情報

[BOOKデータベースより]

本書はペストの年（一三四八年）の共時態を当時の各地に伝わる年代記を中心に綿密に掘り起こし、再現しながら、同時にペストを契機に生み出されてくる近代精神への兆し、新たなる経済的変動と展開、社会の変革などの通時的な視点をもふくめて浮き彫りにしている。

古代における「ペスト」
中世初期のペスト
ペストの原因、感染経路、症状
中世後期のペスト理論
ペスト養生訓とペスト対処法
一三四八年ごろのヨーロッパ
ペストの起源
東ヨーロッパのペスト
イタリアの黒死病
ヴェネツィアのペスト〔ほか〕