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すてきな絵本に出会いました。娘が学校からいただいてきた絵本で、タイトルは『A Winter Concert』。(本読みの宿題で区切りごとにごほうびの絵本がもらえるのです。今回、娘はこの絵本を選んできました。)
ねずみの女の子が冬のある日、ピアノコンサートに出かけます。作品は、コンサートでの彼女の感動ぶりを、白を背景にした虹色のドット・アートで表現しています。すてき! こういう心の高まりを魔法のような色彩で表す作品、大好きです。冬だからこそ、生きる色合いですね。娘は「どうして、きらきらがいっぱい出てくるの?」と不思議がっていましたが、それはまだ音楽のすばらしさを体感していない証拠。(いつか、コンサートにつれていってあげなくてはと思いました。)
最初は、米国人作家の作品かと思いました。芸術至上主義のこの国で、音楽や美術をテーマにこういう心の情景を描く絵本はとても人気があるからです。しかし、作家は日本人。ジャケットカバーには、この作品は日本での出版が先とありました。検索してみると、他にはハムスターの絵本を描いている人気作家さんなのですね。でも、わたしはこの作風が一番好きです。米国でアートを勉強されたそうですが、その影響が色濃く出ている作品だと思いました。形はシンプルですが、思いがうーんと詰まっているのがよくわかります。日本語版も、もちろん欲しい!ですね。音楽好きな方へのプレゼントにぴったりです。(ムースさん 40代・その他 男の子11歳、女の子5歳)
【情報提供・絵本ナビ】