大川周明

ある復古革新主義者の思想
中公新書　１２７６

中央公論新社
大塚健洋　

• 価格: 748円（本体680円＋税）
• 発行年月: 1995年12月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784121012760

内容情報

[BOOKデータベースより]

近代日本は精神的には西洋崇拝、国内的には資本主義化、対外的には脱亜の道を歩んだ。しかし、第一次世界大戦後、従来の支配体制に対して変革志向を持つ集団、革新派が次々と誕生した。大川周明の猶存社もその一つである。大川周明は「復古革新派」として近代日本の西洋化に真正面から対決し、精神面では日本主義、内政面では社会主義あるいは統制経済、外交面ではアジア主義を唱道した。大川の生涯と思想を三つの視角から描く。

序章　日本ファシズムと大川周明
第１章　若き社会主義者
第２章　人生の転機
第３章　アジア復興と国内改造
第４章　破局への道
第５章　東京裁判以後