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- マークスの山
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- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 1993年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784152035530
[BOOKデータベースより]
昭和51年南アルプスで播かれた犯罪の種は16年後、東京で連続殺人として開花した―精神に〈暗い山〉を抱える殺人者マークスが跳ぶ。元組員、高級官僚、そしてまた…。謎の凶器で惨殺される被害者。バラバラの被害者を結ぶ糸は?マークスが握る秘密とは?捜査妨害の圧力に抗しながら、冷血の殺人者を追いつめる警視庁捜査第一課七係合田刑事らの活躍を圧倒的にリアルに描き切る本格的警察小説の誕生。
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 これまで読んだ小説の中で、もっとも面白かった作品は何かと問われたら、これを挙げることになるだろう。 まず文章がいい。「マークス」が犯人の目を動かす描写など、読んでて鳥肌が立つほどだし、終盤の、北岳での犯人の姿とそこに朝日が射す場面など、繊細で的確で、神々しいといいたくなるような出来映えだ。 連続殺人をめぐる悲劇なのだが、警察の捜査方法も細部まで描かれてリアルそのものだし、犯人を思いやる女性や刑事の心情も描かれ、一方でお役所である警察組織への批判も挟まれるなど、情も志もある。ミステリーの枠を超えて、名作としかいいようがない。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 これまで読んだ小説の中で、もっとも面白かった作品は何かと問われたら、これを挙げることになるだろう。 まず文章がいい。「マークス」が犯人の目を動かす描写など、読んでて鳥肌が立つほどだし、終盤の、北岳での犯人の姿とそこに朝日が射す場面など、繊細で的確で、神々しいといいたくなるような出来映えだ。 連続殺人をめぐる悲劇なのだが、警察の捜査方法も細部まで描かれてリアルそのものだし、犯人を思いやる女性や刑事の心情も描かれ、一方でお役所である警察組織への批判も挟まれるなど、情も志もある。ミステリーの枠を超えて、名作としかいいようがない。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【興奮の1冊】 高村さんを初めて読んだのがこの本。高村さんは文庫は別の本と仰っているように、文庫化にあたっては別の作品かと言うくらい改稿を重ねられますが、私が愛するのはやはりこのハヤカワ版。こんなハードボイルドなミステリを女性が書いたというのも驚きましたし、その世界にも圧倒されました。今でも1冊だけ好きな警察小説を上げるとしたらこの本だと思います。
これまで読んだ小説の中で、もっとも面白かった作品は何かと問われたら、これを挙げることになるだろう。 まず文章がいい。「マークス」が犯人の目を動かす描写など、読んでて鳥肌が立つほどだし、終盤の、北岳での犯人の姿とそこに朝日が射す場面など、繊細で的確で、神々しいといいたくなるような出来映えだ。 連続殺人をめぐる悲劇なのだが、警察の捜査方法も細部まで描かれてリアルそのものだし、犯人を思いやる女性や刑事の心情も描かれ、一方でお役所である警察組織への批判も挟まれるなど、情も志もある。ミステリーの枠を超えて、名作としかいいようがない。
岩井三四二/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/11/29
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】