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- 物語の方法
-
語りの意味論
Sekaishiso seminar
- 価格
- 2,456円(本体2,233円+税)
- 発行年月
- 1992年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784790704188
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[BOOKデータベースより]
古代・中世の多彩な物語作品を対象に、その語りの表現機能と主題的意味との関連を体系的に追究しつつ、日本の物語研究に新たな道を切り開く。
第1章 物語文学の語りの方法・序説(物語学にむけて―構造と意味の主題的な変換;物語言語の法―表現主体としての「語り手」)
第2章 作り物語の語り(〈ことば〉への目覚め―竹取物語の語りの方法;宇津保物語論序説―範列から差異と反復へ;落窪物語と住吉物語―両作品の比較を通して継子譚を考える;源氏物語―折れ曲がる時間、引き延ばされる結末;狭衣物語―喩と話法;夜の寝覚―作中詠歌の行方;浜松中納言物語と松浦宮物語―「唐国らしさ」をめぐって)
第3章 歌物語・日記・歴史物語の語り(伊勢物語―〈カタリ〉の位相;大和物語と平中物語―「あはれ」と「をかし」を中心として;蜻蛉日記―上巻の日記意識と語り;和泉式部日記―〈語り手〉像の顕現;栄花物語―歴史叙述の視点とシステム;大鏡―その語りの方法)
第4章 中世の語りと芸能(平家物語―その主題的表現;〈縁起〉の語り―「中世神話」の煉丹術;御伽草子「さごろも」の語り―語り手の語りと登場人物たちの語り;説経と古浄瑠璃―流離と再会の物語)