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- ロシア文学裏ばなし
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虫眼鏡で見た作家の周辺
中公新書 988
中央公論新社
工藤精一郎
- 価格
- 683円(本体621円+税)
- 発行年月
- 1990年09月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784121009883
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[BOOKデータベースより]
プーシキンの「決闘と死」をはじめ、ツルゲーネフの失われた「日記と告白小説」、ドストエフスキーの「罪と罰」の受難、トルストイの「復活」発表時の逸話、ゴーリキイの「どん底」公演余談など、ロシア文学の5大作家の周辺を探訪する。本書は、作家の生きた人間、生臭い対人関係、作品の成立過程の重要なモーメントなどを垣間見せる厖大な資料群から、生の声と生きた事実を掘りおこして描く、秀逸なロシア文学裏ばなしである。
プーシキンの決闘と死―同時代人たちの証言
プーシキン未亡人のその後―ヴャゼムスキー公爵の狂気
失われた文学遺産―ツルゲーネフの日記と告白小説
ポジェドームカ通り界隈―ドストエフスキーの生家
ドストエフスキーは変節者か―1849年のロシア社会主義者たち
削られたソーニャ―『罪と罰』の受難
『戦争と平和』余談―2冊の珍本について
トルストイと画家パステルナーク―『復活』発表のエピソード
モスクワのどん底―ヒートロフカとその住人たち
ゴーリキイとパルヴス―『どん底』公演余談