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[BOOKデータベースより]
黄昏の残光に映える、ヨーロッパ世紀末の美と憂愁。ボードレール、プルースト、ワーグナー、ガウディ、ヴィスコンティ…。「象徴主義」論を中心とした文学・美術・音楽論集。
世紀末象徴主義―ボードレールとワーグナーにそって
ボードレール、美術批評の現代性
プルーストの『楽しみと日々』
変容する「空間」―『ジャン・サントゥイユ』について
聖なる自然―プルースト
バロック音楽の〈歓び〉
バッハの奇蹟―生誕300年にちなんで
グールドり『ゴールドベルク変奏曲』
『マタイ受難曲』におけるバッハの精神
音楽と〈聖なるもの〉―モーツァルトと「生死」
精神の風景―白井晟一論
中世、ビザンチンの「夢」―シシリアの教会
ダンテの〈古代〉と「愛」―『神曲』について
フィレンツェとルネサンス
グリューネウァルトの「祭壇画」
西欧「ブラゾン」の系譜
ワトーの「時間」の美学
「幻想」の伝統―アントニオ・ガウディ論
ピカソの「ミノタウロス」
神話への回帰―ルキノ・ヴィスコンティ論