広島本大賞
「もっと本を読んでほしい」「もっと書店に足を運んでほしい!」。
広島の書店・古書店員&地元出版社が、会社の枠を超えて企画しています。
広島にゆかりのある作家、広島にゆかりのある作品の中から選定し、
広島の魅力あふれる本を全国に発信したい!という想いから始まりました。
ノミネート作品一覧2017年(第7回)広島本大賞
大賞 『夜行』 森見登美彦京都で学生時代を過ごした私たち5人は、10年ぶりに鞍馬の火祭を訪れた。かつて鞍馬を訪れた時、仲間は6人だった。あの夜消えた長谷川の行方は今も知れない…。森見登美彦、10年目の集大成。 |
大賞 『徳は孤ならず』 木村元彦サンフレッチェ広島を立ち上げ、広島の森保一、川崎Fの風間八宏をはじめ、Jリーグ監督を幾人も育てた今西和男。『オシムの言葉』の木村元彦が、本人、選手、関係者への取材を通して、その実像に迫る。 |
ノミネート作品一覧2016年(第6回)広島本大賞
大賞 『エンジェルボール』 飛騨俊吾広島県因島でトラック運転手をしながら、小学生の息子二人を育てるバツイチ41歳の寺谷和章は、ある夜、交通事故に見舞われ、目の前に現れた謎の天使に“思いのままに飛んでいく魔球”を授かる。“プロ野球選手になって、カープを日本一にする―”子どもの頃に思い描き、いつしか諦めていたその夢を叶えようと、和章は広島カープの入団テストを受けに行くが…。家族とそれを取り巻く人間模様を通して、男の選択と生き様を描く興奮と感動の長編エンターテインメント小説。 |
大賞 『新久千映のまんぷく広島』 新久千映大ブレイク中のマンガ家・新久千映が地元広島のぶちうまグルメをご紹介。牡蛎や穴子、お好み焼きなどの定番グルメから繁華街のど真ん中で食べるうにクレソン、客自らが包丁で切るホルモン天、実力派シェフによるイタリアンまでとっておきの広島グルメを食べつくします。 |
- エンジェルボール 1
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価格:693円(本体630円+税)
【2015年05月発売】
- 新久千映のまんぷく広島
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価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2014年11月発売】
- この恋と、その未来。 一年目春
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価格:660円(本体600円+税)
【2014年07月発売】
- 真夜中のヒットスタジオ
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価格:671円(本体610円+税)
【2015年03月発売】
2015年(第5回)広島本大賞
大賞 『八月の青い蝶』 周防柳急性骨髄性白血病で自宅療養することになった亮輔は、中学生のときに被爆していた。大日本帝国陸軍偵察機パイロットのひとり息子であった彼は、当時、広島市内に住んでいたのだ。妻と娘は、亮輔が大事にしている仏壇で、異様に古びた標本箱を発見する。そこには、前翅の一部が欠けた小さな青い蝶がピンでとめられていた。妻も娘も知らなかったが、それは昭和20年8月に突然断ち切られた、切なくも美しい恋物語を記憶する大切な品だった―。第26回小説すばる新人賞受賞作。 |
大賞 『優勝請負人』 坂上俊次個性豊かで魅力的な7人の監督、1人のコーチ、さらに大投手・佐々岡真司氏ら9人の人生を綴る書。チームの優勝や夢を背負ってきた「優勝請負人」の勝利の方程式を、スポーツアナウンサーの著者が伝える。 |
2014年(第4回)広島本大賞
大賞 『工場』 小山田浩子不可思議な工場での日々を三人の従業員がそれぞれに語る表題作(新潮新人賞受賞)のほか、熱帯魚飼育に没頭する大金持ちの息子とその若い妻を描く「ディスカス忌」、心身の失調の末に様々な虫を幻視する女性会社員の物語「いこぼれのむし」を収録。働くこと、生きることの不安と不条理を、とてつもなく奇妙な想像力で乗り越える全三篇。 |
大賞 『キリマンじゃろ』 南方延宣タイトルの「キリマンじゃろ」は、「キリンのまんがじゃろ」をアフリカの代表的な山「キリマンジャロ」に捩ってつけたものです。「ヒヒ通」同様8コマ漫画とコラムで構成されており、キリン・ダチョウを担当してから描きはじめた「キリマンじゃろ」43作、「ダチョウ通信」34作、および過去に担当していたサンバーを描いた「ビバ・サンバー」12作です。 |
2013年(第3回)広島本大賞
大賞 『すべてがちょっとずつ優しい世界』 西島大介広島⇔福島 過去⇔未来 僕たちの選択。 静寂と闇の中での小さな祈りの物語。 |
特別賞 『ママゴト』 松田洋子霊峰の頂上で神に救われると信じた少女・久坂優希と二人の少年は、下山途中優希の父を憑かれたように殺害する。十七年後、再会した三人を待つのは……。文学界を震撼させた大傑作、文庫化! |
2012年(第2回)広島本大賞
大賞 『聖の青春』 大崎善生重い腎臓病を抱え、命懸けで将棋を指す弟子のために、師匠は彼のパンツをも洗った。弟子の名前は村山聖。享年29。将棋界の最高峰A級に在籍したままの逝去だった。名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動ノンフィクション。第13回新潮学芸賞受賞作。 |
2011年(第1回)広島本大賞
大賞 『ハブテトルハブテトラン』 中島京子「ハブテトル」とは備後弁で「すねている」という意味。母の故郷・広島県松永の小学校に、2学期だけ通うことになった小学5年生の大輔。破天荒な大人や友達と暮らすうち、大輔は「あること」に決着をつけようと、自転車で瀬戸大橋を渡ることにする。著者唯一の児童文学。 |
大賞 『扉守』 光原百合海と山に囲まれた潮ノ道市で、住民が次々に不思議な体験をする。持福寺の住職が招いた魔力・霊力の持ち主たちが謎解きに挑むが…。心優しい人間たちとやんちゃな客人が大活躍。待望の煌く光原百合ワールド。 |