ほんまに読んでほしい本”Osaka Book One Project”
【第二回受賞作品】(2014年) 『仏果を得ず』 著者:三浦しをん
高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。以来、義太夫を極めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。悩む健は、人を愛することで義太夫の肝をつかんでいく―。若手大夫の成長を描く青春小説の傑作。著者:三浦しをん
東京都出身。早稲田大学卒業後、編集を希望して各出版社へ就職活動を行っていたが2000年4月に処女小説『格闘する者に○』(草思社)を出版。
2005年に『まほろ駅前多田便利軒』(文藝春秋)で直木賞受賞。
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