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創作の現場

今月の作品

隣之怪 息子の証明
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関連商品

新耳袋 第1夜
見てはならないものが、起こってはならないことが、この世にあってはならないものが。百話を語り終えると、怪しきことが起こると古より言い伝えられる「百物語」。これを当代きっての怪異蒐集家の二人が鮮やかに現代に甦らせた、かつてない怪談集シリーズ第一弾。
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隣之怪木守り
古道具商の父親が買いつけてきた薄汚れた紙箱。買った客は右手に怪我をして品物を返しにきた。不思議なことが何度も続いて…。「新耳袋」には書けなかった怪談集、シリーズ第1弾。
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九十九怪談 第1夜
友人から久しぶりに電話があり、大学時代の仲間と同窓会をやろうと言う。当日、懐かしい顔が集まったが、肝心の友人が来ない。そのとき電話が鳴って…。
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2012年 4月号
木原浩勝Hirokatsu Kihara

都心とは思えないほど静かな住宅街に建つ、由緒ある公園と隣り合うマンションに事務所を構える。いくつもの人気怪談シリーズを手掛けてきた木原さん。執筆の際は「こう書くと決まれば頭の中で構想が出来上がっている」が、「パソコンは電源の入れ方もわからない」。諳んじる方が手書きより早いと、まずは事務所のスタッフがパソコンで「口述筆記」。その原稿を持って近所のファミレスに籠り、アニメソングを聞きながら校正を行うのは、集中できるのと同時に「怖いから(笑)」。

「隣之怪」シリーズ第四弾『息子の証明』は、体験者に取材した「実話」を基に、怪異の中に人の情を絡ませた「すぐ隣にある怖い話」十七編を収める。怪談は「語る」のが神髄と、トークライブを十五年間続けてきた著者ならではの文体は、まるで本の中から語りかけられているかのような臨場感。亡き息子の「存在証明」を感じさせる不思議な現象を母が語る表題作など、怖いばかりでない、この世ならざるものたちの切ない思いが詰まった世界を、ぜひご堪能あれ。

創作の現場

怪獣やアニメなど、幅広いジャンルに造詣が深いことで知られる木原さん。「日頃は特撮映画ばかり見ています。優秀な映画や画面を〈あー、すごい〉と何度も繰り返し見ることに平穏を感じるんです」。「考えるのが趣味。誰にもわからなくても自分が出した答えを知っていたいので、なんとなくとか適当にというのはあまりないです。〈考える幸せ〉を持っているので、退屈することはありません」。加えて料理の腕は玄人はだし。事務所スタッフの食事も全て木原さんが用意し、大変な美味なのだとか。

(日販発行:月刊「新刊展望」2012年4月号より)

今月の作品

隣之怪 息子の証明
私の息子は長い闘病の末、17歳と半年で旅立っていった。ある朝、仏壇の位牌が動いていることに気づいた。私のもとに戻ってきたのだろうか…。感涙必至の表題作ほか全17話収録。
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プロフィール

桂 望実
木原浩勝
怪異蒐集家。主な著作は現代百物語「新耳袋」シリーズ(中山市朗共著)「隣之怪」シリーズ「九十九怪談」シリーズ。マンガ・ドラマCDの原作の他、出版、ゲーム、公式携帯サイト「怪談百物語新耳袋」等のプロデュースを手掛ける。『息子の証明』と合わせて赤ボールペン一本半を費やしたという渾身の文庫化「隣之怪」シリーズ第二弾『蔵の中』は三月二十五日発売。
取材ノート、iPod、消せるボールペンが仕事の必需品。ゲラの校正だけでなく、単行本の文庫化の際も加筆・修正を真っ赤になるほど行うため、替えインクも「絶対に欠かせません」。

新刊展望のご案内

新刊展望 4月号
新刊展望 4月号
【今月の主な内容】
◎懐想 高橋源一郎 「追憶」ではなく
◎ロングインタビュー 葉室麟 人と作品 聞き手:縄田一男
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