新刊展望トップ │ [対談] 天野純希・木下昌輝 │ [著者とその本] 窪美澄 │ [創作の現場] 養老孟司
2015年 7月号
窪美澄『さよなら、ニルヴァーナ』
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新刊展望7月号
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窪美澄 / Misumi Kubo
1965年、東京都生まれ。短大中退後、広告制作会社、フリーの編集ライターを経て、2009年、「ミクマリ」で第8回女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞しデビュー。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞を受賞、本屋大賞第2位に選ばれた。12年、『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞を受賞。その他の著書に『クラウドクラスターを愛する方法』『アニバーサリー』『雨のなまえ』『よるのふくらみ』『水やりはいつも深夜だけど』などがある。
著作
- さよなら、ニルヴァーナ
- 少年犯罪の加害者、被害者遺族、加害者を崇拝した少女、その運命の環の外にたつ女性作家。「少年A」は彼らに何をもたらしたのか。運命に抗えない人間たちの因果を描く、慟哭の物語。
- 水やりはいつも深夜だけど
- 教育熱心な家々に囲まれ、周りの目を気にしながら取り繕う毎日。こんなはずではなかった…。理想と現実の狭間でもがき苦しむ様々な家族のカタチを、生々しくリアルに描いた家族短編集。
- よるのふくらみ
- みひろは同じ商店街で育った圭祐と暮らしている。同棲から2年、今では身体を交わすこともない。焦燥感で開いた心の穴に、圭祐の弟の裕太が飛び込んできて…。3人の幼なじみの男女が抱える思いのゆくすえは。
- 晴天の迷いクジラ
- どれほどもがいても好転しない人生に絶望し、死を願う3人がたどり着いた風景は。命のありようを迫力の筆致で描き出す長編小説。
- 雨のなまえ
- 満たされない思い。逃げ出したくなるような現実。殺伐としたこの日常を生きるすべての人へ…。話題作を連発し、今もっともエンタメ界の注目を集める著者が贈る、「雨」を切り口にした傑作連作集。
- ふがいない僕は空を見た
- 高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが―。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。
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