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創作の現場

今月の作品

ぼくの守る星
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著者関連商品

ふたり
臆病でマイナス思考の千絵。明朗でポジティブなモス。真逆な2人だが、実は思いもよらぬ間柄。やがてその関係が明らかになった時、大きな転機が訪れ…。自分と社会の間で揺れ動くこころを描く、感動の青春成長小説。
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好きなひと
私生活が原因で会社を辞めた美佐江は、偶然「学生寮の賄い」募集の貼り紙を見て応募するが、そこはある団体の「信者」たちが寝泊りする施設だった(「奥様」)。作家として注目を集める女性講談師が、5人の女性の平凡な日常に潜む悲喜こもごもを繊細に描き出した連作短編集。
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女子芸人
人前で話すことが苦手なのに、なぜか漫談家コトリになった琴音。芸も恋も苦難の連続、すべてに行き詰まった彼女に、師匠の一言から大きな転機が訪れる…。
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2014年 4月号
神田 茜Akane Kanda

人気女性講談師であり、昨今は執筆活動にも力を入れている神田茜さん。小説を書くのは自宅近辺のカフェが多い。この店も、カフェオレと静かな環境がお気に入りの一軒だ。

出先での執筆はモバイル端末で。書いた分を家のパソコンにメールで送り、継ぎ足しながら作品を仕上げていく。午前中に家事を済ませ、昼ごろに外出するが、「テンションが上がらない場合は、カラオケボックスで声を出したり、踊りのお稽古に行って仕事の勢いをつけます」。

ぼくの守る星』は、ディスレクシア(読み書き困難)の中学生・翔(かける)を中心に描く連作短編集。翔や家族、クラスメイトなど、誰もが生きづらさを抱える中、「誰かを愛おしく思う、誰かに必要とされる」ことのぬくもりが胸に響く。「コンプレックスやハンディキャップがあるからこそ、人の痛みがわかる。その心の豊かさが、生きていく上で一番大事なことなのでは」。それぞれの迷いの先に、確かな希望が灯る。そんな温かみに満ちた物語だ。

創作の現場

「講談と小説では、脳の使う部分が違うみたい」。それでも「講談を作ってきた経験が体に染みついているので、なんとなくお客様の顔を思い浮かべながら書いています。話が長すぎると飽きるかな、このあたりで息が抜けるような言葉や笑える部分があったほうがいいなと、読みやすさにもっとも気を遣いますね」。創作のヒントは、家事をしているときに思いつくことが多い。食器洗いや風呂掃除をしているときなど、「水しぶきが脳の活性化にいいみたいです」。

(日販発行:月刊「新刊展望」2014年4月号より)

今月の作品

ぼくの守る星
ディスレクシアのため生きづらさを抱える翔。息子のハンディキャップを受け止めきれずにいる両親。家族関係に悩みを抱えるクラスメイトの山上と中島…。生きることが愛おしくなる、成長と再生の物語。
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プロフィール

神田 茜
神田 茜
北海道帯広市生まれ。1985年講談師の2代目神田山陽門下に入門。1995年真打に昇進。女性の心情を面白く切なく語る、独自の新作講談で人気を得る。2010年、小説『女子芸人』で第6回新潮エンターテインメント大賞を受賞。選考委員は三浦しをん氏。他の著作に『好きなひと』『ふたり』などがある。
外出先ではNECのスマートブックを愛用。「使い方がわからなくて、ワープロとメール機能しか使っていません(笑)」。大好きなミュージシャンやペットの写真も収められ、執筆の合間に眺めることも。

新刊展望のご案内

新刊展望 2014年4月号
【今月の主な内容】
[特集]読書がもっと楽しくなる「本屋大賞」に注目!
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著者関連商品

きいてよ。
講釈師らしからぬ女講釈師の創作話。うれし恥かし処女作。
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