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創作の現場

著者関連商品

ふたり、幸村
ふたり、幸村
諏訪大社の雑人にして、真田家から微禄をあてがわれ早飛脚をつとめる少年は、数奇な運命に導かれ、真田幸村と名乗るようになり…。史実の間隙をつく鮮やかな筆致で描く、戦国時代エンターテインメント。
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ファイナル・オペラ
ファイナル・オペラ
昭和20年、終戦前夜。八王子長良神社の神事を司る明比家に秘能『長柄橋』の上演を控えて一族が集結。過去と現在を繋ぐ世界でもっとも美しい死体の悪夢に「検閲図書館」黙忌一郎が挑む…。本格伝奇ミステリ。
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神狩り
神狩り
情報工学の天才、島津圭助は花崗岩石室に刻まれた謎の“古代文字”を調査中に落盤事故にあう。古代文字の解明に没頭した圭助は、それが人間には理解不能な構造を持つことをつきとめた。この言語を操るもの―それは神なのか。では、その意志とは?やがて、人間の営為を覆う神の悪意に気づいた圭助は、人類の未来をかけた壮大な戦いの渦にまきこまれてゆくのだった。
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2013年 6月号
山田正紀Masaki Yamada

来年でデビュー40年になる。新刊『復活するはわれにあり』は20数年ぶりに書いた冒険小説。「冷戦終結後の世界では冒険小説は成立しにくくなった。しかし現代ゆえの敵が見え始め、それが新しい冒険小説になるのではないかと」。主人公は、余命を宣告された車椅子のワンマン経営者。南シナ海の船上で巨大な敵≠ノ立ち向かう。タイトルには、自身が冒険小説に復活すること、そして文字通りの「復活」の思いも込めた。大病、手術、長期入院でしばらく執筆できない状態にあったのである。「今は完全な健康体に戻りました。これから名誉挽回したいと思います」。 SF、ミステリーのみならず、「冒険活劇はこれからも書いてみたい」という。

執筆スタイルが実にユニーク。iPadで手書き入力アプリを使って書いた後、データをパソコンに移し、手直しをする。「若い頃は手書きでした。去年からこれでまた手書きに戻ったわけです」。字数計算は400詰め原稿用紙換算アプリで。「おもしろいおもちゃのようになってます(笑)」

創作の現場

窓の外の新緑が美しい書斎にて。パソコンはデスクトップ、ノート、予備マシンの計3台が並んでいるが、メインの筆記用具は、専用スタンドに取り付けられたiPad。これにタッチペンで手書き入力していく。「寝転んで書くこともできますよ」。スタンドから外して持ち歩くことも、もちろん多い。「喫茶店、電車の中、ソファでテレビを見ながら……動き回ってあちこちで書いてます。書斎は嫌いなんです、仕事しなきゃいけないから(笑)」

(日販発行:月刊「新刊展望」2013年6月号より)

今月の作品

復活するはわれにあり
復活するはわれにあり
余命宣告された車椅子の実業家が、ハイジャッカーに立ち向かう。船上で繰りひろげられる緊迫した攻防戦。意外な犯人の狙い、そして真相は想像もつかないものだった…。海上を舞台とした冒険小説。
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山田正紀さんにとっての「トクベツな3冊」

果しなき流れの果に
果しなき流れの果に
小松左京
山田正紀さんのコメント
ぼくをSF者に決定づけた一冊である。読んだのは、たぶん高校生のときだと思うが、読み終わったあとの、なにか世界がこれまでと断絶してしまったような鮮烈な印象は、いまもなまなましく記憶に刻まれている…

警視庁草紙
警視庁草紙
山田風太郎
 
虚無への供物
虚無への供物
中井英夫

プロフィール

山田正紀
山田正紀
1950年愛知県生まれ。74年「神狩り」でデビュー。同作で星雲賞日本短編部門を受賞。78年『地球・精神分析記録』、80年『宝石泥棒』でそれぞれ星雲賞日本長編賞、82年『最後の敵』で日本SF大賞、95年『機神兵団』で星雲賞日本長編賞を受賞。2002年『ミステリ・オペラ』で第2回本格ミステリ大賞と第55回日本推理作家協会賞を受賞。最近の著書に『ファイナル・オペラ』『ふたり、幸村』などがある。
書棚の本は資料が中心。サイエンス、歴史関係ほかの新聞記事や資料のコピーが壁に貼られ、机まわりにも山積み。「予備校生みたいな部屋でしょ」。写真は「引っ越しのとき抱きかかえて運んだ」というほど大切にしているバットマンのフィギュア。

新刊展望のご案内

新刊展望 6月号
新刊展望 6月号
【今月の主な内容】
[まえがき あとがき] 領家子 ボーイミーツガール
[対談] 歴史小説を書いていくこと 伊東 潤・吉川永青
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