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[日販商品データベースより]
特集 「新しい資本主義」と労働の未来
岸田政権が「新しい資本主義」を掲げて、半年が経過した。いまだにその全貌は明らかになっていないが、このスローガンの背景には、資本主義の行き詰まりに対する経済界の危機感が滲み出ていると言えよう。
現在、資本主義や労働のあり方が急速に変化している。世界的には「デジタル封建制」や「グリーン・ニューディール」が叫ばれ、その一方で「ジョブ型」の課題や「アンダークラス」の拡大が露わになっている。
そんななか、日本の労働運動は、「資本主義」を焦点化できず、長期的な社会のビジョンを失ったままだ。目先の「分配」に終始し、日本型資本主義を懐古してすらいるのではないだろうか。
折しも、2021年末に出版されたPOSSE代表・今野晴貴による『賃労働の系譜学』は、資本主義と労働の変容を踏まえた労働運動論を提起している。そこで本特集では、同書を題材に、労働運動における「新しい資本主義」を乗り越える展望を構想していきたい。