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島の「重さ」をめぐって

キューバの文学を読む

松籟社
久野量一 

価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2018年05月
判型
四六判
ISBN
9784879843647

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内容情報
[BOOKデータベースより]

キューバをめぐる二つの詩学―キューバは世界史上の磁場であり、特別な存在である、ゆえにこの島は「重い」。―キューバは曖昧で不明瞭な存在だ、言わばこの島には「重さがない」。自らのアイデンティティを自明視する「肯定の詩学」と、それを疑う「否定の詩学」。相反する二つの詩学を両輪に走り続けてきたキューバの文学を複眼的な視線で追う。

キューバ、「肯定の詩学」と「否定の詩学」
第1部 ピニェーラとアレナス(断片の世界―ビルヒリオ・ピニェーラを読む;ブエノスアイレスのビルヒリオ・ピニェーラ;革命とゴキブリ―作家レイナルド・アレナス前夜)
第2部 革命と知識人たち(騒々しい過去と向き合うこと―ラファエル・ロハス『安眠できぬ死者たち‐キューバ知識人の革命、離反、亡命』をめぐって;『低開発の記憶』にみるエドムンド・デスノエスの苦悩;亡命地としてのアルゼンチン―アントニオ・ホセ・ポンテとカリブ文学研究をめぐって)
第3部 冷戦後のキューバ文学(「革命文学」のゆくえ;ポストソ連時代のキューバ文学を読む―キューバはソ連をどう描いたか?;反マッコンド文学―二十一世紀キューバにおける第三世界文学とダビー・トスカーナ『天啓を受けた勇者たち』)



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