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[BOOKデータベースより]
第1章 ベクトルポテンシャル
[日販商品データベースより]第2章 電流とベクトルポテンシャル
第3章 ベクトルポテンシャルの導出
第4章 電磁ポテンシャルとゲージ
第5章 解析力学
第6章 量子力学への応用
第7章 電磁波とベクトルポテンシャル
第8章 多重極展開
第9章 アハラノフ‐ボーム効果
第10章 電磁波の放出
■量子力学の世界に入り込むと、なぜかベクトルポテンシャルが主役として登場する。不思議な存在であるベクトルポテンシャル。ポテンシャルならばスカラーになるはずであるが、ベクトルなのである。
■ベクトルポテンシャルが実在するかもしれないと思うようになったのは、 日立基礎研究所で活躍された故外村彰博士との出会いである。氏の「量子力学の世界を目で見る」という信念と実践、そして、電子の干渉を示した2重スリット実験や、超伝導体内の量子化磁束の観察などの数多くのノーベル賞級の研究成果にも魅せられた。
■その実在性を証明された外村彰博士との熱き議論以来、懸案であったこの分野の「総まとめ」を、ここに披露する。