[BOOKデータベースより]
満洲国のラジオ放送の実相に迫る。その誕生、展開、機能を本邦初公開の資料も駆使して検証する。
第1章 満洲国におけるラジオ放送事業の展開
第2章 放送内容の構成と審査
第3章 ニュース報道からみる満洲国のラジオと新聞
第4章 ラジオドラマ
第5章 学校放送
第6章 ラジオ体操
第7章 多元的な満洲国ラジオ放送
第8章 放送事業の終焉
メヂィアとしてのラジオの役割を当時の文化状況に迫りながらラジオ放送の機能とその効果の検証を試みている。これまでの研究では欠落していた放送内容、番組構成、ラジオ放送の機能とその効果、満洲国社会や文化形成に対するラジオ放送の影響などが論じられている。特記すべきことは、当時の放送録音盤が吉林省档案館に保存されていて、著者の努力によって、「録音盤目録」を入手し、放送の実態をつかむことが可能となり、これらの資料が本書には十分活用されていることである。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 東京裁判における通訳 新装版
-
価格:4,620円(本体4,200円+税)
【2017年07月発売】
- きみが死んだあとで
-
価格:2,530円(本体2,300円+税)
【2021年06月発売】
- 「銃後史」をあるく
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2018年11月発売】