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[BOOKデータベースより]
今、この社会で、どう生きるか。画一的な多数意見に流されることなく、独自の視点をもって自分で考えるクセをつける!日本が直面している深刻な社会問題を通して、「考える力」の具体的な磨き方を元社会科教員・夜回り先生がわかりやすく解説!
国家の罠を見抜く(国を損なう!?傲慢な指導者たち;国会の「大義なき解散」 ほか)
[日販商品データベースより]哲学入門(正義の戦争と不正義の平和;「配慮」という正義 ほか)
いじめを考える(差別と区別の混同;「いじめの公式定義」について ほか)
心の問題と教育の現状(「夜回り先生」と呼ばれて;居場所のない子どもたちが急増 ほか)
国内では、連日メディアを賑わわせる安倍首相の政治・経済政策、子どもたちの貧困問題、国際社会では北朝鮮による無謀な行動と挑発、トランプ大統領の傲慢な政策など多岐にスポットを当てました。どれも現代社会を生きる私たちには身近で深刻な項目ですが、広く多角な視野をもつ夜回り先生ならではの、物事の本質を見抜くヒントと解決策までをわかりやすく丁寧に解説しました。
特筆すべきは全項目を一貫するテーマです。私たち一人ひとりが何事にもとらわれない自分なりのものの見方を身につけること、自分なりの異見をもつことの重要性を訴えています。『少数異見』という書名にはその思いを込めました。
氾濫するメディアの情報にただ流されたり、巷に蔓延する画一化した多数の意見に操られて生きるのではなく、まずは、私たち一人ひとりがこの世界で自分らしく「どう生きるか」という意識改革が必要です。物事を俯瞰的に見られる目を養うことが肝心で、そのためには「考える力」を磨くしかありません。
夜回り先生は、考えることをクセづけるのは子どもたちばかりでなく、大人にこそ必要な力だと説いています。本書は元社会科教員だからこそ書けた大変説得力のある一冊です。