[BOOKデータベースより]
「おばあちゃん、カッパってほんとうにいるの?」「ああ、カッパはなあ、すみだ川にすんでいるんだよ」ゲンタがきくたびに、おばあちゃんはカッパのはなしをしてくれた。ところが、ゲンタが学校に入学すると、せんそうははげしさをましてきた。そして…。カッパも平和をさけんでいた。東京大空襲でカッパに助けられた少年のおはなし。
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時代は移り、おとぎ話はどんどん増えてゆくのです。
その中には、本当の話が実はいっぱいあるのかもしれません。
今、平和な日本でいられるのも、そんなおとぎ話のお陰だろう、
そう思います。
カッパを私は見たことがありません。
だから昔のゲンタと同じです。
でもこの頃、自然の猛威、時として暗くて大きな力を感じます。
それがもし、人や国が引き起こすものだとしたら?
ゲンタのおばあちゃんの気持ち、少しわかる年齢になりました。
平和を願っても、持っていられるようなものではありません。
カッパがなぜ今現代も人間にいるのか・・・。
水の中にいるはずのカッパが、なぜ火のカッパになるのか、
とても大きな宿題をもらった気がします。
漆原智良さま、ももこ画伯、感謝です。(もゆらさん 60代・神奈川県 )
【情報提供・絵本ナビ】