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【2022年04月発売】
[BOOKデータベースより]
人工呼吸器やワクチンは、誰に優先するべきか?個人の自由はどこまで制限してよいのか?WHOでパンデミック対策の倫理指針を考える部会に参加した経験を持つ哲学者が、コロナ禍で表面化した倫理的問題をどう考えるか、論理の筋道をわかりやすく示す。
第1章 パンデミック対策は何を目的とすべきか?(競合する倫理理論と常識的判断;どうしてパンデミック対策に倫理指針が必要なのか? ほか)
[日販商品データベースより]第2章 公平性と透明性(公平性の原則;本当に救命数を最大化するべきか? ほか)
第3章 パンデミック下の医療資源の分配(パンデミック対応策の倫理指針は誰を対象にしているか?;誰に人工呼吸器を優先するか? ほか)
第4章 基本的な権利と自由はどこまで制限されるべきか?(人権とシラクサ原則;自由の制限についての五つの基準 ほか)
第5章 COVID‐19パンデミックの哲学分析(二〇二〇年の新型コロナウイルス感染症の経験;PCR検査と条件付き確率による推論 ほか)
パンデミック対策は何を目的とし、どのような基準と論理で行われるべきなのか? WHOの倫理指針の作成に携わった経験から分析。
医療資源が限られている状況下で、誰の治療と予防が優先されるのか? 隔離や移動の制限といった自由の制約はどこまで許されるのか? 国際的な倫理学者で、WHOでパンデミックの倫理指針を考える部会に参加した経験を持つ著者が、新型コロナウイルスの世界的流行を通して表面化した倫理的な問題をどう考えるべきかの筋道を示す。