- 歓待する文学
-
NHK出版
小野正嗣
- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2021年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784140818824
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
貞恵抄 おたんちん
-
小野恵美子(詩人)
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2019年08月発売】
-
樋口一葉 新装版
-
福田清人
小野芙紗子
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2016年08月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
[BOOKデータベースより]
あなたに寄り添い、あなたを迎え入れる世界文学16選。
文学は歓待する
[日販商品データベースより]追憶の悲しみ―W・G・ゼーバルト『移民たち』
外国語で祈ることはできるのか―イーユン・リー「千年の祈り」
言葉はケアする―アキール・シャルマ『ファミリー・ライフ』
言葉の外に耳を澄ます―小川洋子『ことり』
絶対的な孤独としての一本の木―ハン・ガン『菜食主義者』
“こんなふうにしても人は生きていける”―J・M・クッツェー『マイケル・K』
信頼できる作家による信頼できない語り手―カズオ・イシグロ『浮世の画家』
文学は獣も人も自由にする―多和田葉子『雪の練習生』
翻訳は母語の可動域を広げる―村上春樹『職業としての小説家』
鳥たちはどこで翼を休めるのか―マリー・ンディアイ『三人の逞しい女』
故郷と異郷のあいだに架かる橋―マリリン・ロビンソン『ハウスキーピング』
悲しみと喜びをむすぶ
愛情と配慮の流れが淀むとき―レイラ・スリマニ『ヌヌ 完璧なベビーシッター』
「わたし」は「わたし」のものなのか?―村田沙耶香『コンビニ人間』
心の余白、風景の余白―瀬尾夏美『あわいゆくころ』
あなたに寄り添い、あなたを迎え入れる世界文学16選
悲しい時、苦しい時に手にした本が、まるで自分に向けて、自分のために書かれていると感じたことはないだろうか。本から聞こえてくるメッセージによって、私たちは自分が発していた心の声に初めて気づかされることがある。物語を読む行為には、そのような双方向のやりとりが存在し、私たちが本に没頭するとき、本は丸ごと私たちを受け入れ、「歓待」してくれていると著者は語る。NHKラジオテキスト『こころをよむ 歓待する文学』を大幅に加筆・修正し、新たに3章分を書き下ろした。
あなたを「歓待」してくれる、選りすぐりの作品は、ゼーバルト『移民たち』/イーユン・リー「千年の祈り」/アキール・シャルマ『ファミリー・ライフ』/小川洋子『ことり』/ハン・ガン『菜食主義者』/クッツェー『マイケル・K』/カズオ・イシグロ『浮世の画家』/多和田葉子『雪の練習生』/村上春樹『職業としての小説家』/マリー・ンディアイ『三人の逞しい女』/マリリン・ロビンソン『ハウスキーピング』/レイラ・スリマニ『ヌヌ 完璧なベビーシッター』/村田沙耶香『コンビニ人間』/瀬尾夏美『あわいゆくころ』など。
情報としての読書案内を超え、小野文学として昇華した一冊。