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- かすがい食堂あしたの色
-
- 価格
- 682円(本体620円+税)
- 発行年月
- 2021年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094070811
[BOOKデータベースより]
祖母が営む東京・下町の駄菓子屋「かすがい」を楓子が継ぎ、店の奥で子ども食堂を始めて一年が経った。常連の亜香音が家出中の友人を連れてきた。髪を染めたことが学校でも家でも認められないという。参加者は事情を抱えた子どものみ、買い出しも調理もみんなで行い、食卓を囲みながら話し合う。一風変わった食堂で、家出少女の悩みは解決されるのか?日本語を話す肌の黒い少年、母親に呼び寄せられたベトナム人の少女―多様なお客さまを迎え、おにぎり、ビビンバ、生春巻きなど賑やかごはんをいただきます!社会の「今」を映すシリーズ第二弾。
[日販商品データベースより]下町の子ども食堂が世界と繋がる第2弾!
祖母から駄菓子屋「かすがい」を引き継いだ春日井楓子が、店の奥で子ども食堂を始めて1年が経った。
親のネグレクトが原因でまともなご飯を食べていなかった翔琉は大人しく感情もほとんどあわらにしなかったが、通い続けるうちに少しずつ打ち解けるようになった。摂食障害を患っていた夏蓮は元気を取り戻し、積極的に買い物や調理を手伝ってくれている。
中一になった亜香音が友人・彩希を連れてやって来た。髪を染めたことで教師や親に叱られ、家出中だと言うが──(第一話 少女と嘘と白黒パンダ)。
日本語が流暢な黒い肌の少年、日本で働く母親と暮らすためベトナムからやってきた少女、新たなお客さまを迎え、差別や偏見など彼らの抱える問題に楓子は直面するが、かすがい食堂のみんなでごはんを作って食べながら、何が出来るかを考える。
幻のカレイ(?)のムニエル、自分でにぎるおにぎり、ライスペーパーの春巻き、お好みの具材をのせるビビンバなど、わくわくする献立も充実。下町の子ども食堂から世界を知る人気シリーズ第二弾。
【編集担当からのおすすめ情報】
シリーズ第1弾は、発売直後に「王様のブランチ」ブックコーナーで取り上げられ、いじめや貧困など子どもをめぐる問題をテーマに掲げながら、多くの方に好評をいただきました。第2弾のテーマは「多様性(ダイバーシティ)」です。子どもたちを救う温かい料理の物語と並行し、何が差別で、なぜいけないのか、著者がわかりやすい言葉で伝えます。読む人すべての心に響くメッセージが詰まった渾身の一作です。
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