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- TEN 上
-
- 価格
- 902円(本体820円+税)
- 発行年月
- 2021年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094068795
[BOOKデータベースより]
戦後の動乱期、横浜のドヤ街で当たり屋稼業をしていた青年「テン」こと小柴俊太は、幼馴染の麻生寛司と偶然再会した縁で、料亭の下足番として雇われる。ある日、寛司の上司でムーンヒルホテルの次期社長・月岡光隆に見出され、彼の運転手を務めることになる。やがて月岡の会社に就職した俊太は、“異物”と扱われながらも、独創的なアイデアと度胸で次々に実績を挙げ、異例の出世をしていく。さらに結婚式事業を成功させた俊太は、寛司と共に、月岡に呼び出される。そこで持ちかけられた新たなビジネスとは!?企業小説の旗手・楡周平が会社に蔓延る男の嫉妬を描く。
[日販商品データベースより]汗と涙と歯ぎしりのサラリーマン奮闘小説!
「俺は<異物>だ、負けてたまるか!」――学もない、金もない、失うものは何もない。試されるのは生きる力だ!
戦後の動乱期、横浜のドヤ街で当たり屋稼業をして暮らす「テン」こと小柴俊太は、幼馴染の麻生と偶然再会した縁で、料亭の下足番として雇われる。
ある日、麻生の上司でムーンヒルホテルの次期社長・月岡光隆に見出され、彼の運転手を務めることになる。やがて月岡の会社に就職した俊太は、学歴はないものの、独創的なアイデアと度胸で次々に実績を挙げ、異例の出世をしていく。
さらに麻生のアイデアで結婚式事業を成功させた俊太は、寛司と共に、月岡に招かれる。そこで持ちかけられた新たなビジネスとは……!?
企業小説の旗手・楡周平が会社に蔓延る「男の嫉妬」の恐ろしさを描ききる。
【編集担当からのおすすめ情報】
【著者・楡周平氏からのメッセージ】
IT技術の進化に伴い、ビジネス環境が凄まじい勢いで変化していく時代ですが、振り返って見ると、昭和もまた同じであったのです。そして、新しいビジネスを考案するのも、新事業を確立するのも人間なのは、昔も今も、そしてこれからも変わりはありません。だからこそ、そこにドラマが生まれるのです。ホテル業界の変遷を元に、昭和を全力で駆け抜けた男の波瀾万丈の一代記を、ビジネスパーソンの先達には感謝の気持ちを、現役世代へはエールを込めて書きました。
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