- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 愛について/愛のパンセ
-
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2019年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094066814
[BOOKデータベースより]
二十代半ばの若き詩人の、“愛という名を冠した”二冊を合本にしたオリジナル文庫。『愛について』は詩人24歳の時に刊行された第三詩集。もう一冊は、26歳の年に発表された初のエッセー集『愛のパンセ』。「青年という獣」など18篇のエッセーの他、詩や歌やモノローグ劇も収録。
愛について(空;地;ひと;人々;“六十二のソネット”以前)
愛のパンセ(生きる;美しき惑いの年;贈物;失恋とは恋を失うことではない;夏の夜の夢;うそだうそだうそなんだ;青年という獣;恋する二人にタブーはない;教える;二つの恋文;泣く;女*果てしなき夢;窓;愛をめぐるメモ;ただそれだけの唄;恋の中の音楽*その二・三の形;沈黙のまわり;ベートーヴェン;詩人の春;散歩;山小屋だより;谷川俊太郎に会う;私の部屋;あふれるもの;愛*私の渇き;大きな栗の木―或る愛のモノローグ)
谷川俊太郎第三詩集と第一エッセー集の合本
『愛について』は1955年の刊行。
いつまでも
そんなにいつまでも
むずばれているのだどこまでも
そんなにどこまでもむすばれているのだ
弱いもののために
愛し合いながらもたちきられているもの
ひとりで生きているもののために
いつまでも
そんなにいつまでも終わらない歌が要るのだ
・・・・・・・・・
と始まる抒情的とも思える詩について(タイトルは「愛」)、詩人は言う。
<そのころは、一種理想主義的な、愛に対する過剰な思い込みがあったんでしょうね。若かったんですよ。……ただ、これも、ぼくには愛の形だと思えるんですけどね>
そして『愛のパンセ』は1957年に刊行された初のエッセー集。
<私は自分の青春を、愛というものと切り離しては考えられない。私はすべてを愛を中心にして感じとり、考えた。愛こそ最も無くてはならぬものであり、それ故に私はいつも愛に渇いていた>
谷川俊太郎の若さ溢れるこの2冊は、谷川ファンだけでなく、若い読者にも新鮮にとびこんでくることであろう。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- そんなとき隣に詩がいます
-
価格:880円(本体800円+税)
【2022年10月発売】
- みんなの谷川俊太郎詩集
-
価格:748円(本体680円+税)
【2010年07月発売】
- 夜のミッキー・マウス
-
価格:407円(本体370円+税)
【2006年07月発売】
- 谷川俊太郎詩集 続続
-
価格:1,282円(本体1,165円+税)
【1993年07月発売】
- 空に小鳥がいなくなった日
-
価格:1,388円(本体1,262円+税)
【1990年03月発売】