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- 説苑
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- 価格
- 1,441円(本体1,310円+税)
- 発行年月
- 2019年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065179178
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[BOOKデータベースより]
前漢の大儒・劉向の編になる『説苑』。君道・臣術・復恩・政理・尊賢・権謀などに関する膨大な故事説話を集めるが本書では九十五を収録。あらゆる学問を博捜した士大夫の使命は、儒家と諸子思想の統一、さらに政治の理、王朝永続への指針を示すことであった。「君子の徳は風」「忠臣は君に殉ぜず」など、君と臣のあり方や、学問、人心、身の処し方を説く。
君道(君主のあり方)
[日販商品データベースより]臣術(臣下の責務)
建本(土台をしっかり)
立節(節操を重んじる)
貴徳(恩徳を第一とせよ)
復恩(恩義に報いる)
政理(為政の道理)
尊賢(賢者を尊ぶ)
正諌(君主の正しい諌め方)
敬慎(身を慎め)
善説(巧みな弁論)
奉使(使者の心得)
権謀(時宜に応じたはかりごと)
至公(最高の公平)
指武(武力について)
談叢(話のタネ帳)
雑言(よもやま話)
弁物(怪異の弁証)
修文(礼楽の振興)
反質(質朴に反れ)
「説苑(ぜいえん)」は、中国上代〜前漢中期までの故事説話集。前漢の大儒・劉向(りゅうきょう)の編纂になり、皇帝の教育用の書として作られた。先行する書物をもとにして大幅に増補、内容別に整理して各編に序文が付けられている。編者は説話を通して自己の政治的主張を述べようとしたと考えられる。
「君道」「臣術」「建本」「立節」「貴徳」「復恩」「善説」「権謀」「至公」「弁物」「修文」など全部で二〇篇からなり、一つ一つの説話は他書と一致するものが多く、諸子百家すべての系統の話が含まれている。そこで説かれている思想内容の基調をなすのは「尊賢論」と「節倹論」であるが、その根底には儒家思想が流れている。
収録されている具体的な説話は「君子は争わず」「民に利あり」「陰徳あるものは陽報あり」「虻蜂とらず」「存亡禍福はみな身から出づ」「人の心は金次第」など、人口に膾炙したものも多く、普遍的な知としての有用性は現代人にも大いに役に立つものとなっている。