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- YKK秘録
-
- 価格
- 1,045円(本体950円+税)
- 発行年月
- 2018年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065129395
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[BOOKデータベースより]
これが自民党の目指した政治なのか―。多士済々が集い、闊達に言論を闘わせ、権力闘争を恐れず、社会の活力を生み出しえた自民党。しかし今や「ヒラメ状態」に陥り、選挙時の党公認を求めるばかりで上層部に抵抗する者はいなくなった。かつて経世会支配に対抗してYKKを立ち上げ、故・加藤紘一、小泉純一郎と共に政界の中心で活躍した山崎拓が往時を回顧しつつ問う、あるべき日本の未来!
序章 運命の日
[日販商品データベースより]第1章 55年体制崩壊―宇野宗佑、海部俊樹、宮澤喜一内閣
第2章 小沢一郎の暗躍―細川護煕、羽田孜内閣
第3章 自・社・さ新時代―村山富市、橋本龍太郎内閣
第4章 「加藤の乱」の真相―小渕恵三、森喜朗内閣
第5章 小泉純一郎首相の誕生、自民党幹事長に就任
安倍政治は終わった! かつて自民党は自由闊達に腹蔵なき議論が行われ、権力闘争を恐れなかった。それがまた、日本の成長の原動力となりえた。しかし昨今では「忖度党」に成り下がった。当選したい、党の支援が欲しいだけの議員が執行部の言いなりとなり、政治の活力は失われた。現状を危惧する老政治家が、命を賭して最後に問う「この国のかたち」。文庫化記念特別対談、故・加藤紘一氏への弔辞を収録。
安倍政治は終わった!
かつて自民党は多士済々、保守からリベラルまで優れた能力を持つ政治のプロフェッショナルが集い、自由闊達に、時に過激に腹蔵なき議論が行われ、権力闘争を恐れなかった。それがまた、日本の成長の原動力となりえた。
しかし昨今の自民党は「忖度党」に成り下がった。当選したい、党の支援が欲しいだけの議員たちは執行部の言いなりとなり、カネの差配で言論まで封じ込められている。
かつて経世会支配に対抗し、YKKを立ち上げ、故・加藤紘一、小泉純一郎とともに政界の中心で活躍した山崎拓は、深い悔恨とともに現在の自民党のありかた、ひいては日本の未来に大きな危惧の念を抱く。
かつて政界の中枢にいた山崎拓氏が、議員初当選以来、議員手帳に細かく正確に記録しつづけて来た政界秘話(秘密会合の場所から参加者、会話の内容や態度に感じられたその思惑まで)をもとに生き生きとしたストーリーとして活写し、政治本としては異例のベストセラーになった『YKK秘録』を文庫化。新規に対談、故・加藤紘一氏葬儀の際読み上げた弔辞を加え、日本のあるべき姿を指し示す。文字通り、老政治家の「遺言」といえる1冊。