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- 歌麿『画本虫撰』『百千鳥狂歌合』『潮干のつと』
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- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2018年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784062586788
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【2024年02月発売】
[BOOKデータベースより]
時は天明、十八世紀後半の江戸。習作に励んでいた喜多川歌麿は、この「狂歌絵本」三部作で名を揚げ、のち大首絵で人気を博し、美人画の大家への道を歩み出すことになる。唐衣橘洲・四方赤良・朱楽菅江らがブームを呼んだ天明狂歌、飛ぶ鳥を落とす勢いの出版プロデューサー・蔦屋重三郎、そこに寄寓し腕を磨く、将来を嘱望された天才絵師―。ここにあるのは才能たちの、幸せな出会いの結晶である。
「狂歌絵本」について
[日販商品データベースより]『画本虫撰』
『百千鳥狂歌合』
『潮干のつと』
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翻刻(『画本虫撰』;『百千鳥狂歌合』;『潮干のつと』)
習作期の新進絵師・喜多川歌麿、ブームを経て定着していた「天明狂歌」、そこに目を付けた新興版元・蔦屋重三郎。これらを組み合わせたら――こうして生まれた「狂歌絵本」のうち、『画本虫撰』『百千鳥狂歌合』『潮干のつと』の「歌麿三部作」を翻刻。美人絵の代名詞・歌麿の描く「虫・鳥・貝」と唐衣橘洲ら「狂歌三大人」を初めとする狂歌のコラボが、得体の知れない迫力を生む。
時は天明、寛政の改革前の江戸。
まだ習作に励み画力を磨いていた新進気鋭の絵師・喜多川歌麿。
一方文人たちの遊びか本気かの試みが大成功、すっかり江戸に定着していた「天明狂歌」。
そこに遊び心か商魂か、目を付けた新興版元・蔦屋重三郎。
これらを組みあわせたら――江戸中期のコラボ企画「狂歌絵本」はこうして生まれる。
本書はそのうち歌麿三部作と呼ばれる『画本虫撰』(えほんむしえらみ、1788)、『百千鳥狂歌合』(ももちどりきょうかあわせ、1789)、『潮干のつと』(しおひのつと、同)を選書サイズで翻刻。美人絵の代名詞・歌麿の描く「虫・鳥・貝」は、大胆な筆致と実験的な印刷技術により、美しくも得体の知れない迫力を生み出している。唐衣橘洲・四方赤良・朱楽菅江「狂歌三大人」を初めとする狂歌は、後半に作品内の同じ位置に活字に変え配し、語釈を加えたものを併録。そして解説では歌麿、蔦重、そしてそれらの時代背景について説明する。
才能と時代の幸せな出会い。ある一時期、その場その時にしか生まれない勢い。若いときにしか、できないことがある。歌麿が大首絵を創出、美人絵の大家に上りつめるのは、まだ少し先の話。