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- 己惚れの記
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- 価格
- 902円(本体820円+税)
- 発行年月
- 2020年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041092798
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[BOOKデータベースより]
この俺が、殿をお助け申し上げる―。無実の罪を被り遠島に処せられていた物集女蔵人が、やくざ者の与十郎とともに島を抜け出した。江戸に舞い戻った蔵人は幕府改革を目指すかつての主君水野忠邦のため、己の誇りを賭けた闘いに臨む。武士たちが凋落しつつあった天保の世において、信じられるのは己の志だけだ。あきれるほどに己惚れ、どこまでも忠義を貫こうとした男たちを描いた、最もアツく、最も美しい時代小説!
[日販商品データベースより]「俺は見境をなくすほどに己惚れている」。侍の世も終わりに近づいた天保年間。たとえ愚か者と罵られようとも、己の信じた道を貫き通す男がいた。誰よりも武士らしくあろうとした男の、手に汗握る一代記!