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[BOOKデータベースより]
自殺の大蔵、汚職の通産、不倫の外務。かつてそう呼ばれ、今も特殊な「独自文化」に生息する官僚たち。難関試験を突破したひとにぎりの超エリートが、政策を作り、政治を動かし、実質、国家を「統治」している。どんなに不祥事を起こそうと変わることのない「全体の奉仕者」の実態とは何か?官僚の裏も表も知り尽くした著者の実体験にもとづく究極の官僚論!
第1章 こんなに統治しやすい国はない
[日販商品データベースより]第2章 「死んだふり」を続ける外務省―清武英利『石つぶて』の原理
第3章 官僚たちのローカル・ルール―城山三郎『官僚たちの夏』という神話
第4章 「第二官僚」の誕生―民主主義の危険な「迂回路」
第5章 無意識の中の「ケガレ祓い」
第6章 官僚とは何か?―階級・新自由主義・税の収奪
【社会科学/社会】高級官僚の異様なまでの忖度力。超エリートとして高い実務能力を持ちながら、なぜ倫理意識の欠如は起こるのか。淵源には「城山三郎の官僚史観がある」と指摘。小泉・新自由主義後に現れた「第二官僚」とは何か。「民主主義の迂回路」を形成する政官の実態と思想的背景に迫る。