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- 方法としての史学史
-
歴史論集 1
岩波現代文庫 学術432
- 価格
- 1,782円(本体1,620円+税)
- 発行年月
- 2021年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006004323
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[BOOKデータベースより]
歴史学という学知は、近現代の日本においていかに生まれ、展開してきたのか。歴史学そのものを歴史化する「史学史」の視点から、歴史学のアイデンティティを確認し、そのあり方を問い直す。ここ四半世紀の間に著者が世に問うた歴史批評論考を三つのテーマにそって精選する現代文庫版オリジナル「歴史論集」の第一冊。
問題の入口 「歴史の語り方」のメタヒストリー(“正典”なき時代;二〇世紀歴史学の「古典」;歴史の「語り方」がなぜ問題となるのか)
[日販商品データベースより]1 「歴史学」という近代の装置(「歴史学」という言説;ナショナル・ヒストリーへの「欲望」;文学史の饗宴と史学史の孤独)
2 鏡あるいは座標軸としての「民衆史研究」(違和感をかざす歴史学;民衆史研究と社会史研究と文化史研究と―「近代」を対象とした;三つの「島島」)
3 歴史学の認識論的転回へ向かって(歴史意識の八〇年代と九〇年代;「評伝」の世界と「自伝」の領分―史学史のなかの個人史研究;史学史のなかのピエール・ノラ『記憶の場』;現代歴史学の「総括」の作法―民衆史研究・社会運動史・社会史研究を対象として)
歴史学は現代社会において何をなしうるのか。「戦後歴史学」が提示した歴史像が再検討を迫られ、さらに歴史修正主義の登場により歴史観の相克が深まるなかで、歴史学の方法、立場、叙述のスタイルなどをめぐる模索が様々に積み重ねられてきた。それらを批判的に検討することを通じて、歴史学のこれからのあり方を考察する、史学史的な視点からの歴史評論を集成する。現代文庫版オリジナル。解説・戸邉秀明。