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[BOOKデータベースより]
1914年7月に勃発した第一次世界大戦。その戦死者は全世界で1000万人にもおよぶ。本書では、ひとりの兵士による定点観測のようにして、戦地でのさまざまなエピソードが綴られ、多くの死が語られる。しかし、暗く悲惨な死者は彼らだけではない。5年におよぶ編年史として描かれたこの物語を1ページめくるたびに、われわれは本書に描かれることのなかった数多くの名もなき兵士たちの死を想起せざるをえない。タルディの筆先にかかると、そうした兵士たちの顔かたち、そして肉声にすら思いを致さずにはおれないのだ。本書の後半を占める大戦研究者にしてコレクターのジャン=ピエール・ヴェルネによる詳細な日録と膨大な量の写真が、その殺戮現場の悲惨を補強する。
第1部 汚れた戦争(タルディ)
[日販商品データベースより]第2部 汚れた戦争全史―1914‐1918(ヴェルネ)
「塹壕の戦争」に続き、第一次世界大戦の「リアル」を徹底的に描き出したフランスの巨匠タルディの代表作、戦記コミックの金字塔。大戦研究者ヴェルネによる詳細な日録と多数の写真も収録。〈受賞情報〉アイズナー賞