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- 「前段の司法」とその担い手をめぐる比較法史研究
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- 価格
- 5,940円(本体5,400円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784872596816
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【2020年12月発売】
[BOOKデータベースより]
「前段の司法」―紛争の解決は、法専門家によるものだけではなく、時に非法専門家によって柔軟に調停されていた―。近代日本を軸に、古代ローマ、中世・近現代ヨーロッパ、そして現代中国における前段の司法の「機能」に着目する。
序章 明治期日本の地域社会における「前段の司法」とその担い手の多様性―本書の視点
[日販商品データベースより]第1章 近代日本における無資格者による法廷代理とその終焉
第2章 明治期における刑事弁護―治罪法導入前後の状況
第3章 共和政末期・元首政初期ローマにおける法的サービスの周辺―法学者・弁論家の活動と知的背景を中心に
第4章 中世ボローニャと「公証人術の書」―ロランディーノ・パッサッジェーリ研究序論
第5章 フランス革命前後の公証人制度
第6章 ドイツ公証制度史にみる需要と法専門家性―ハンブルクにおける公証制度の近代化を中心に
第7章 在野法曹と非弁護士の間―オーストリア司法省文書にみる公的代理業
第8章 中国の法的サービス供給における基層法的サービス従事者の機能とその需要の背景―弁護士との比較から(一九八〇〜二〇一七年)
近代市民社会において、人々の法的サービスの需要はどのように充足されたのか、どのように紛争の解決は行われたのか。本書では、紛争解決のための法的サービスの多様性、その担い手としての法専門家と非法専門家のあり方について、比較法史的検討を行ったものである。近代日本を基軸として、共和政期ローマ、近世イタリア、近代フランス、近代ドイツ、近代オーストリア=ハンガリー、現代中国での事例をもとに考察した。