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- 日本統治下の朝鮮シネマ群像
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戦争と近代の同時代史
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2019年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784863291881
[BOOKデータベースより]
よみがえる植民地朝鮮の実像。“日朝一体”は幻影だったのか。1930〜1940年代、日本統治下の国策映画と日朝映画人の個人史をもとに、当時の実相に迫る。映画監督・今井正や崔寅奎、女優・原節子…あの時代、彼らは何を考え、どう行動したのか。
第1部 『望楼の決死隊』のミステリー(満州・朝鮮国境の国策映画;原節子と今井正の謎;戦争と解放、その後)
第2部 朝鮮シネマの光芒(ベストシネマ『授業料』;『家なき天使』の墜落;「解放」前後の朝鮮シネマ)
「日朝一体」は幻影だったのか。映像に残された記録から、植民地朝鮮の真相に迫る。
日本統治下の朝鮮社会を生き生きと再現した朝鮮映画フィルムが2005年以降、北京の中国電影資料館などで続々と見つかり、日韓の研究者たちに衝撃を与えた。本書は、その制作にかかわった監督、脚本家や俳優の軌跡を通じて、日朝同時代史のリアルな実相を描いた労作。
京城(ソウル)などで製作された国策(プロパガンダ)映画が表象するリアルとは何か。映画プロデューサー、脚本家、監督、俳優、教育者、朝鮮軍報道部、総督府図書課、そして当時の子供たちは、時代と社会をどう考え、どう行動したのか。彼らの軌跡を通して再考する、戦争と近代の日朝同時代史。主に、1930年代から1940年代に制作された4本の映画『望楼の決死隊』(今井正監督)『授業料』(崔寅奎監督)『家なき天使』(同)『半島の春』(李炳逸監督)を中心に読み解き植民地朝鮮を当時の人々はどのように見ていたのか、その内実に迫る。
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