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[BOOKデータベースより]
製造業のサイバーセキュリティ課題は、従来の「情報システム部門を中心としたセキュリティ体制」ではカバーしきれない事態となっている。本書では、近年のビジネス環境変化に即した製造業のサイバーセキュリティ対策の全体像を示し、さらに、それを推進するための包括的・体系的な方法論、及び具体的な例を提示した。
第1章 製造業のサイバーセキュリティ脅威(製造業のサイバーセキュリティ脅威の全体像;制御システム)
[日販商品データベースより]第2章 製造業セキュリティ対策の全体像(製造業にかかわるサイバーセキュリティ政策動向;製造事業者に必要な「5つのセキュリティ領域と4P」)
第3章 製造業セキュリティ対策(ビジネス視点の重要性;情報システム ほか)
第4章 ガイドライン、フレームワーク(ガイドライン、フレームワークの活用;NIST Cybersecurity Framework(NIST CSF) ほか)
第5章 仮想企業によるセキュリティ対策実施例(仮想事例の読み方、使い方;仮想事業者の設定 ほか)
製造事業者の情報システムは、従来のオンプレミスシステム中心の自前主義から、環境変化に機敏に対応できるクラウドサービスの活用へと移行しつつある。この大きな構造変化に伴い、クラウド上の重要データの保護などの新たなサイバーセキュリティの課題が生まれている。
また、工場やプラントの制御技術(OT)におけるIT技術の活用が進み(OTのIT化)、AI、IoTといった最新技術を活用することで、予知保全・歩留まり向上といった付加価値が生まれたが、同時に、制御システムに対するサイバー攻撃の脅威が高まっている。
製品・サービスにおいても、顧客や異業種との双方向のつながりから生まれる価値をビジネスとする流れが進み、新たなサイバーセキュリティリスクや、サプライチェーンリスクの問題が顕在化してきている。
製造業のサイバーセキュリティ課題は、従来の「情報システム部門を中心としたセキュリティ体制」ではカバーしきれない事態となっているのである。
本書では、近年のビジネス環境変化に即した製造業のサイバーセキュリティ対策の全体像を示し、さらに、それを推進するための包括的・体系的な方法論、及び具体的な例を提示した。