- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(通常3日〜20日で出荷)
- 世界のなかの〈ポスト3.11〉
-
ヨーロッパと日本の対話
- 価格
- 6,050円(本体5,500円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784788516205
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 質的社会調査のジレンマ 上巻
-
価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2022年03月発売】
- 質的社会調査のジレンマ 下巻
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2022年03月発売】
[BOOKデータベースより]
東日本大震災と原発事故は、それまで誰も経験したことのない世界史的な出来事だった。それは歴史や文明に対して私たちに問いなおしを迫った。にもかかわらず“3.11”以後、日本社会は“ポスト・フクシマ・ナショナリズム”状況に陥り、閉塞に向かっている。“ポスト3.11”の問題性をいま、トランスナショナルな視点からとらえなおす。
3・11と日本の「文化」
[日販商品データベースより]第1部 “ポスト3・11”と精神世界(死者と神の行方―文明史のなかでみる“ポスト3・11”;津波に呑まれて―否認とナルシシズムの日本社会)
第2部 労働の場とマイノリティー(苦境にある労働者―労働組合と原発下請労働者;震災と外国人マイノリティー―阪神淡路大震災と東日本大震災を比較して ほか)
第3部 表象の可能性と不可能性(生者と生きる―“ポスト3・11”の死者論言説;ジャンルとしての「震災後文学」と表象の限界 ほか)
第4部 アートとデジタル空間(遊び、祈り、売る―村上隆の“仏教アート”と“ポスト3・11”の文脈;交換様式からみたデジタル空間の支配構造)
東日本大震災と原発事故は戦後日本の総体を批判的に再考するための転換点になった。その問い直しは文学・歴史などあらゆる分野に及んだが、今やナショナリズムに陥り停滞しているかに思える。その状況は世界からどう見えるか、今一度世界に開く試み。