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[BOOKデータベースより]
法則の意味や途中の式変形を、吹き出しなどでひとつずつていねいに解説。運動方程式から運動を求める流れがわかる。線積分といった難しい数学もわかりやすく解説。
第1部 運動と力(速度と加速度;物体が受ける力;運動方程式の立式;運動方程式を解く1;運動方程式を解く2;運動方程式を解く3)
第2部 保存量(運動量;運動エネルギー;力学的エネルギー;角運動量)
まとめ
付録(有効数字と末位の桁数;関数、引数、値;三角関数;ベクトル)
本書は、物理に苦手意識をもつすべての大学生に向けて執筆したものである。そのため、予備知識がなくても読めるように、基本事項を一つずつていねいに解説した初歩的な力学の教科書および参考書となっている。そして、本書で学ぶことで力学の考え方が身につき、「力学の授業がわかるようになった!」「力学の教科書が読めるようになった!」となってもらえることを目指してデザインされている。
また本書では、なるべく1つの物体(質点)の運動に話をしぼり込んでいる。それによって、運動方程式から各保存則がすべて導けるという力学の基本法則からなる体系性を、できる限りきめ細かく、ていねいに、わかりやすく解説した。そのため、本書の先に広がる発展的な内容(通常の大学での力学)を自分で理解するための足場を固めることができるものとなっている。
なお、力学を本格的に学ぶためには、微分や線積分を用いた表現や式など、高度な数学まで踏み込んで理解する必要がある。一般に多くの初学者向けの本では、それらの解説を避けて書かれているが、いずれ必要になることを踏まえ、本書では、そうした数学も含めて、できる限りわかりやすく解説した。
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