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- 縄文海進と子母口貝塚
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先史時代の川崎の海を復元する
かわさき市民アカデミー川崎学双書シリーズ 4
- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784779150708
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[BOOKデータベースより]
序章 自然史資料と考古資料の出会い
[日販商品データベースより]第1章 多摩川の下流部に位置する川崎の地形(川崎の位置とその地形;川崎沖積平野の地質)
第2章 多摩川低地の沖積層を調べる(川崎駅前地下街「アゼリア」で多摩川低地の沖積層調査がはじまる;現在と異なる古多摩川の流路;川崎市域下流域の沖積層に穿った三本のボーリング・コア;多摩川の河床に露出していた縄文時代のカキ礁化石;多摩川・鶴見川低地に見られる海岸線の変遷)
第3章 科学的な考古学の夜明け(アメリカ人エドワード・シルベスター・モースと大森貝塚の発掘調査;周知されなかった南加瀬貝塚(川崎市幸区)の成果と、その顛末;子母口貝塚の発掘史と、市教育委員会による発掘)
第4章 待望されていた子母口貝塚資料の公開と、周辺遺跡の動静(山内清男が発掘したD地点貝塚の資料;台地先端部に群在する貝塚遺跡群は語る)
終章 楽しい出会いを悦ぶ
本書は、今から1万3千年位前から7千年前位前の縄文時代に、
地球が急激に温暖化し、極地の氷が溶けて海水面が上昇して
海水が陸地部に浸水した頃を話題にしています。
海水が陸地部に浸水するこの現象を「縄文海進」といいます。
一方、陸地部に海水が侵入すると、貝類や魚類等の海産資源が
台地上の縄文人の生活範囲で採取でき、食糧としていました。
それらの堆積物が「縄文貝塚」です。
子母口貝塚(神奈川県史跡)は、その代表的な遺跡です。
本書では、
こうした自然科学(縄文海進)と人文科学(縄文貝塚)の関係を
総合的に解説しています。