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- アフリカン・ディアスポラのニューヨーク
-
多様性が生み出す人種連帯のかたち
彩流社
村田勝幸
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2012年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784779117749
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[BOOKデータベースより]
アフリカン・ディアスポラが体現する多様性が切り結ぶ人種連帯からニューヨーク都市史を捉えなおそうという試み。
第1章 差異が切り結ぶ「黒いわたしたち」―アフリカン・ディアスポラの理論的射程(一九六五年移民法と顕在化する「黒い移民」;西インド諸島系移民に関する研究の成果と問題性 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 「二重の不可視性」を生きる西インド諸島系移民―人種の政治とアムネスティ法案(不可視な「新しい移民」;ニューヨークをめざす西インド諸島系移民 ほか)
第3章 「ハワード・ビーチよ、聞いてるか?ここはヨハネスブルグじゃないんだ!」―暴力、人種主義、多様な「わたしたち」(ハワード・ビーチ事件の経過;ハワード・ビーチ事件にみる黒人にとっての人種主義的な日常 ほか)
第4章 デイヴィッド・ディンキンズとクラウン・ハイツ暴動―都市政治史と人種・エスニック関係史の交差(ニューヨーク市初の黒人市長の誕生;クラウン・ハイツという火薬庫 ほか)
第5章 警察の残虐行為が構築する人種連帯のかたち―三つの事件と重なり合う「集合的記憶」(人種主義的暴力に直面するハイチ系移民―アブナー・ルイマ事件;連鎖する怒りと不安―アマドゥ・ディアロ射殺事件の「介入」 ほか)
差別や抑圧、排除、暴力、暴動といった「暗い話」や出来事から、未来への建設的な
メッセージや教訓を得ることができるのか。
圧倒的に絶望的な状況でも希望を失わず、「変革」を求めて闘うことをやめなかった
人々の物語を、表層だけでなく、より深くその本質を広く語り伝えられるのか。
ニューヨークという都市におけるアフリカ系アメリカ人と西インド諸島系の住民が刻む
日々の営みに潜むさまざまな苦悩とその可能性・・・・・・。
「多様性が生み出す人種連帯」という可能性は、現実の厳しい内部のせめぎ合い
の底流にこそ、連帯へ向かう強さと持続性を備えているのかもしれない。