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[BOOKデータベースより]
フィレンツェ食べ歩き(フィレンツェ食べ歩き チェント口篇;フィレンツェ食べ歩き 番外篇 オルトラルノ逍遙)
[日販商品データベースより]イヴォンとフィレンツェの風景(イヴォンの文具店;イヴォンのこと;革の箱、革表紙のノート;上質の紙;銀の文具;フィレンツェの絹;二一世紀の高級文具店;プッチ侯爵家とイヴォンの店;世界に羽ばたく)
展覧会を準備してイタリアの猫を知る―私のフィレンツェ滞在と仕事の顛末記(フィレンツェ滞在;監督局へ;S女史の登場;サンタ・クローチェ広場とアパート;日常生活;S女史と猫;サンタ・クローチェ広場の夏;長い夏休みが終わった;イタリアに別れを)
美酒礼讃―フィレンツェで美味しいワインを…
イタリア美術史の紹介で定評のあるありな書房の新企画は、いままでの旅行ガイドとは一線を画し、専門家たちの目を通してイタリアの都市の魅力に迫る新たな案内記の試みである。
ここでの主人公はフィレンツェ、いわずと知れた美術の都である。三人の執筆者はみな美術史の専門家であり、それぞれが現役の美術館学芸員、フィレンツェ在住のツーリスト・ガイド、大学教員として、それぞれこの町に住み、仕事をしてきた経験をもっている。執筆者たちが自らのフィレンツェ経験を語るエッセイを通して、過去の記念碑ではなく、現に活動するこの町でくりひろげられる生活の諸相、とりわけ美や感性と結びついた街の感性が浮かびあがってくる。もちろん、いささか主観的な、あくまで個人の経験というフィルター越しではあるが、これから旅をする読者に、あるいはすでにこの町を旅した読者に、この魅力あふれる、しかしちょっと気むずかしい一面も併せもつ都市の活き活きとした「肖像画」が示される。
もしあなたが、ウフィツィ美術館の裏側を知りたいのなら、グッチやフェッラガモが育った環境で活躍する女性の姿を見たいのなら、ありきたりのグルメ・ガイドには食傷気味というのなら、そしてフィレンツェ特有の美と感性のあり方に思いをめぐらせたいなら、この本こそがその期待に応えるはずである。