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- 自然なきエコロジー
-
来たるべき環境哲学に向けて
Ecology without Nature.- 価格
- 5,060円(本体4,600円+税)
- 発行年月
- 2018年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784753103508
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[BOOKデータベースより]
人間の死のカルト化へと帰着したファシズム的な環境批評を批判し、新たな環境人文学を立ち上げるモートン思想の主著、ついに邦訳!!
序論 エコロジカルな批評の理論に向かって
[日販商品データベースより]第1章 環境の言語の技法―「私にはそれが自然でないとは信じられない!」
第2章 ロマン主義と環境的な主体
第3章 自然なきエコロジーを想像する
従来のエコロジー思想を刷新する「人新世」時代の来たるべき環境哲学!!
80〜90年代に流行したエコロジー思想は、手つかずの「自然」を称揚する一方で、ディープエコロジーに至っては人間の存在をも否定するファシズム的発想を含みこみました。本書は、従来のエコロジー思想における「自然」の概念を、ロマン主義の文学やネイチャーライティングを分析することで、その問題性を指摘すると同時に、ブライアン・イーノらの現代音楽を取り上げ、人間と自然を対立的に考えるのではなく、「とりまくもの」として思考します。「人新世」がホットワードとなった今日、人間や都市、テクノロジーを含みこむ「自然」の概念が求められていると言えるでしょう。本書は、こうした「自然」やエコロジー概念を刷新する、21世紀思想の幕開けを告げる思想書です。