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[BOOKデータベースより]
一九三四年三月二一日夕刻、函館の街を襲った大火は一晩で二千人以上の命を奪い、日本災害史上に残る大惨禍をもたらした。しかし、被害の詳細を扱った学術的記録はこれまで存在しない。榎本武揚の遠戚にあたる歴史学者が、函館の自然環境から説き起こし、行政資料や新聞記事、被災者の手記、そして一三九名にも及ぶ存命の証人たちへの膨大な聞き書きを総合し、一つの都市災害の全容を初めて明らかにした渾身の歴史書。
第1部 函館の環境(自然環境;都市空間;都市社会)
[日販商品データベースより]第2部 函館の大火(危機管理と大火の歴史;大火の日)
第3部 鎮火とその後(後手に回った危機管理;荒廃と混乱;責任と被害;復興;大火の記憶)
1934年3月21日夕刻、函館の街を襲った大火は一晩で2000人以上の命を奪い、日本災害史上に残る大惨禍をもたらした。膨大な資料、体験手記、聞き書きを総合し、ひとつの都市災害の全容を初めて提示する。