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[BOOKデータベースより]
“カーニヴァル”を「ヨーロッパ民衆文化の生命」として位置づけたミハイル・バフチンの理論を応用・展開させ、シェイクスピア劇の世界を新たな観点から読み直す。バフチン思想の根源、バフチンの方法論批判にも及ぶ、研究の批評的・理論的方向性を明示する論集。
第1章 序説
[日販商品データベースより]第2章 「短い報告にとどめること」―『ヘンリー六世・第二部』のジャック・ケイド
第3章 『ロミオとジュリエット』におけるカーニヴァルと死
第4章 『夏の夜の夢』とカーニヴァレスク
第5章 シェイクスピアの“カーニヴァルとレントの戦い”―フォールスタッフの場面再考(『ヘンリー四世』二部作)
第6章 ピューリタニズムとの対決―フォールスタッフ、マーティン・マープレリト、そして“グロテスク・ピューリタン”
第7章 フォールスタッフを排泄する―『ウィンザーの陽気な女房たち』
第8章 『ハムレット』におけるカーニヴァレスクと遊びの理論に向けて
第9章 シェイクスピアにおけるカーニヴァルと聖なるもの―『冬物語』と『尺には尺を』
第10章 「浮き袋につかまって泳ぐ」―『ヘンリー八世』における宗教改革の対話原理
“カーニヴァル”を「ヨーロッパ民衆文化の生命」として位置づけたミハイル・バフチンの理論を応用・展開させ、シェイクスピア劇の世界を新たな観点から読み直す。研究の批評的・理論的方向性を明示する論集。