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[BOOKデータベースより]
誰もが避けられない場所、病院は生と死が交錯する、日常の隣に口を開いた異界だ。病気という事実、それに苦しむ患者という存在を通して、そこは物理的には日常そのものではあるものの、日常とはかけ離れた、違った時間が流れている。午前２時０５分、救急車がサイレンを鳴らして到着した―三島賞受賞の実力者が綿密な取材で結実させた傑作長編。
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