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[BOOKデータベースより]
未来の小学生、ミライ。朝はランドセル型ロボに起こされ、移動型教室のおむかえで登校。学校では無重力遊泳をしたり、むかしの都市を学んだり、立体映像の惑星や銀河が頭の上を飛んでいったり…。未来への希望をこめて描く少年の一日!
[日販商品データベースより]ミライくんは、未来の小学生。朝はランドセル型ロボ「ランセル」に起こされ、移動型教室のお迎えで登校です。授業では無重量遊泳をしたり、昔の都市を学んだり、立体映像の惑星や銀河が頭の上を飛んでいったり。放課後は寄り道して宇宙空港へ。今日はお母さんが宇宙船で帰ってくるのです。仕事に行っていた地球から……。未来への希望を込めて描く、少年ミライの一日。
白い壁に、白い家具。たくさんの緑に、キラキラ光る小物たち。そこへたっぷりの明るい光が差し込み、「うーん……おはよう」。ロボットに起こされて、目を覚ますのはミライくん。ああ、素敵な部屋。開いた途端、惹きこまれるそのページをよく見ていると、あることに気が付くのです。……浮いている!椅子やテーブル、ランドセル型ロボット、水道の水まで。そう、ここは未来の家。小学生のミライくんの一日が始まります。「いってきまーす」移動型教室のお迎えで登校し、無重力遊泳や宇宙語を習い、惑星や銀河を頭の上に眺めながら理科の授業。お昼ごはんはイマジナリーフード。絵本全体を覆う美しい色合いの景色に誘われて、読者の気持ちはすぐに「ミライの世界」の住人に。なんてワクワクする光景なのでしょう。だけど、読めばわかっていくのは、そこは「地球ではない」ということ。限りなく今の自分たちの生活の延長線上にあるように見えるけど、決定的になにかが違う。この絵本がすごいのは、誰の心にも生まれるそんな小さな不安が吹っ飛んでしまうくらい「ミライの世界」が魅力的だということ。漫画家・イラストレーターとして活躍されているコマツシンヤさんが描くのは、 幻想的でどこか懐かしくも、明るく前向きな風景。 「人間の想像力ってすごい」 「こんな未来なら早く行きたい!」 暗くなりがちな大人の心に希望の光を灯し、子どもたちには進むべき道を示唆してくれる。大袈裟でなく、そんな価値のある1冊だと思います。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
この本を読ませて頂いて、感動しました。これはとても楽しく、心地よい本だからです。私はミライの世界に引き込まれていきました。そしてあまりにも美しいミライの世界に魅了されました。こんな世界にいたら、生きていることはほんとに素晴らしいと感じます。これは決して忘れられない本です。(水口栄一さん 60代・大阪府 )
【情報提供・絵本ナビ】